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  • 2010年4月25日

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そうだ、富士山を登ろう-富士登山準備編-

今年の春は寒暖の差が激しく、
まだまだ寒い日もあったりなんだり。
富士登山のシーズンまでもまだまだありますが、
ふと思い立ち、昨年(2009年)の9月に富士登山を実戦した経験をもとに
登山初心者ながらも富士登山ガイドラインでも作ってみたいと思います。
何本かシリーズ予定で今回はとりあえず準備編。

一度は登ってみたいという気構え

なにはともあれ、まずは気持ちが大事なんだと思います。
んーあんなの登れっこないよーなんていってたら登れないかもしれませんが、
んーがんばって登ってみようかな!と少しでも思えば小学生でも登れる山です。
日本で一番の富士山にようし、登るぞ!登って俺は私は日本で一番高いところにいるんだあ!!
ってやりたい、ぜひやりたいって気持ちが大事かと。

いつ登るか決めたらいいと思います。

ほら、よく目標を立てるときは期限を明確化したほうがいいとかなんとか。
ということでぼんやりとでもいいので、この辺で登るかあとか決めたらいいんじゃないかと思います。
それで、じゃあ年がら年中登れるのかと思いきやそうでもないです。
いわゆるシーズンといわれるお山開きは7月1日から8月26日まで。
いや、ほんとにね物凄く寒いんですよ、山頂。ほんとに寒い。
シーズン中でも下手すると5℃もいかない。とかそんな話。
シーズン中は初級者向け、シーズン外は上級者向けな山なので、
それらしい人以外は絶対シーズン中に登ったほうが無難。
それにその時期が一番山小屋
(という名の休憩スポット&トイレスポットの数々)がオープンしてますしね。
トイレトイレーあーシーズン終わったからあいてないじゃん!とかなると大変だよほんとに。

どっから登るよ?

登るぞ!という気持ちと登る日をだいたい決めましたと。
さて、次に決めるのは登る場所と下る場所です。
さすがはとても人気がある富士山なだけあって、すごい整備されてるんです、あいつ。
コースだけでも幻のコースも含めると5つあるんですね。
以下に列挙。

河口湖口(吉田口)-かわぐちこぐち-(僕が実際に登ったコース)
【スタート地点】:2305メートル
【歩行距離】:15.1キロ(登り:7.5キロ、下り7.6キロ)
【所要時間目安】:登り5時間30分、下り3時間(両方とも休憩時間含まず)。
【メリット】
  • 山小屋いっぱい(=なにかと安心)。
  • (特に東京方面)なにかとアクセスしやすい。
【デメリット】
  • アクセスがいいのでやったらめったら混んでる。
須走口-すばしりぐち-(僕が実際に下ったコース)
【スタート地点】:2000メートル
【歩行距離】:14.0キロ(登り:7.8キロ、下り6.2キロ)
【所要時間目安】:登り5時間30分、下り3時間(両方とも休憩時間含まず)。
【メリット】
  • 他のルートに比べてコースに変化があるため飽きない。楽しい。
  • 通称砂走りというスーファミマリオカートのチョコレー島のような砂の道を下るのが楽しい。
    ざっざっすべりながら降りれる(体力があれば)。
【デメリット】
  • :8合目から河口湖口とコースが合体するので、とても混む。
御殿場口-ごてんばぐち-
【スタート地点】:1440メートル
【歩行距離】:19.5キロ(登り:11.0キロ、下り8.5キロ)
【所要時間目安】:登り7時間30分、下り3時間(両方とも休憩時間含まず)。
【メリット】
  • 人が少ないので登りやすい。
  • 精神修行にはもってこい。
【デメリット】
  • メインの4コースの中で一番距離が長い(きつい)。
  • 人が少ないため山小屋の数も少ない(なにかときつい)。
富士宮口-ふじのみやぐち-
【スタート地点】:2400メートル
【歩行距離】:10キロ(登り:5.0キロ、下り5.0キロ)
【所要時間目安】:登り5時間、下り2時間30分(両方とも休憩時間含まず)。
【メリット】
  • 距離が短い。
【デメリット】
  • 登りと下りのルートが同じなため混む。
  • 駐車場がものすごく混む。
精進湖口-しょうじんこぐち-
【スタート地点】:910メートル
【歩行距離】:わからないけどたぶん一番長い。
【所要時間目安】:河口湖口と合流する5合目までで8時間
【メリット】
  • マニア向け。
【デメリット】
  • マニアしか向かない。

とまあ、こんな感じにコースがあります。
レベルでいうと

精進湖口 > 御殿場口 > 須走り口 > 河口湖口 > 富士宮口

になるのかな。
レベルにそって選ぶのもいいですし、アクセスで選ぶのでもよいかと思います。
とりあえず初心者は山小屋いっぱいある河口湖口か、富士宮口を攻めたらいいんじゃないかなと。
僕はまだ河口湖コースと須走り口コースしか登ってないためこの企画では
その両コースを中心に紹介します。

寝るの寝ないの?

コースも決まったところで、
次はあれです、何時から登りはじめるか?です。

-ご来光(一泊)コース
夕方に山小屋まで登って仮眠。深夜から山頂アタック(ベタパターン)。

-ご来光(徹夜)コース
5合目を夜に出発して一気に山頂まで(僕はこれでした)。

-日帰りコース
朝から登って暗くなる前に帰る(帰れるといいんだけどね!)。

-気ままコース
夕方に山小屋まで登り、山小屋からご来光。
その後ゆったり山頂へ(負担は一番ないんじゃないかな)。

とかそんな感じですかね。
体力に不安がある人は山小屋一泊コースにしたほうが無難な気がします。

これは装備していこう。

ちょっとそこのコンビニまでとは話がだいぶ違うので
正しい道のり、そしてきっちりとした装備品を所持していかないと、
間違えてアッサラームのほうに行ってしまいあばれ猿に瞬殺されてしまうということになりかねません。

まずはこれを

登りきるぞ!という強い気持ち。
何度もいいますが気持ちが大事だと思うので。

健康な体。
健康な体は言わずもがな風邪とか寝不足とかになってない
状態で登ろうぜ!って意味合いです。
それと日ごろ全く運動してない人は少し体力作りをしてみたらいいと思います。
喫煙者の方は一定期間タバコやめるのもいいかもしれませんね。
体重が増えすぎてる方は膝に相当な負担がかかるので少し痩せてからのぞんでみるとか。
ちなみに僕はこの富士登山から4ヶ月前は100キロくらいあったんですが、
ダイエットして70キロ台まで落としてのぞんでたりします(その辺は後述で)。

こいつはもってけ!!

登山リュック
20-30リットルくらいで大丈夫だと思います。

雨具(合羽)※傘はダメ絶対
山の天気は変わりやすいので雨具は必ずもっていかないとやばいです。
上下にわかれたものを用意しましょう。風が強いので傘とかネタにもなりません。

飲み物
飲み物や軽食に関してはわりと金次第ってところだったりもします。
ジュース一本が500円とかするのでそれを買える人であれば荷物の負担も減りますし、
もっていかなくても大丈夫だと思います。おいおい買えないよ!それ高すぎだよ!
という方は荷物になりますが、もってくしかないです。

懐中電灯
電灯とかあるわけないので懐中電灯は必須です。
明るい時間で登り下りしようとしてる人も時間が遅くなり暗くなったことを考慮して、
絶対もっていったほうがいいです。道間違えたら大変ですからね!
(※実際に懐中電灯もってなくて道に迷ったグループに遭遇しました)。

防寒具(※夜間登山)
山頂は真夏でも最低5度とかわけわからないくらい寒いので、
そこにあわせた防寒具は必須になります。
特にご来光前の冷え込みは相当なのでしっかり用意しましょう。

砂避けようスパッツ(※須走り口、御殿場口)
いったことない人は想像がつかないと思うんですが(僕はそうでした)、
須走り口と、御殿場口にある砂走りというコースは砂が深く普通に歩くとがつがつ砂が入ってきます。
ハイカットの靴でも場所によってはどかどか入ってくると思います。
特に走っておりる場合はなおさらなので、このスパッツは必ずもっていったらいいと思います。
登山用品店に売ってます。

もっていったほうがいいよー

軍手
岩とかゴロゴロしてるのでできればもっていったほうがいいです。 手袋がわりにもなる。金剛棒をもつ方は必須なんじゃないかな。

タオル
かなり汗かきます。

ゴミ袋
ゴミ箱とかないからね!

トイレットペーパー
トイレにトイレットペーパーとかないからね!(と考えておいたほうがよいです)。

登山用ステッキ
あるとかなり便利だと思います。
金剛棒は使ったことないんですが長すぎて少し邪魔そうな気がしました。
自身にあったステッキを買うのが一番かなと。

救急用品
怪我とかしたときのために。

酸素缶
お守り的な意味合いで。

軽食
ウィダーインやらのカロリー補充系とかオススメ。
それとキャラメルとか食ってるとなんか幸せな気持ちにひたれて
よし、がんばるぞ!という気持ちが強くなれる気がしました。

日焼け対策
日差しが強いので特に日焼けに弱い方はクリームやらは必須かなと。

着替え
下りるころには汗だくだと思うので着替えはなるべくもっていったほうがいいかなと。

登山する際の格好

帽子
日焼け対策にもなるし、防寒具にもなる。

メガネ(サングラス)
ほこり対策。太陽対策。

上半身
長袖に中は速乾性のTシャツかなにかで。

下半身
なんか動きやすいやつ。
ジーパンはやめといたほうが無難。

靴下
厚手のものを。
僕はサッカー用のサッカーソックスをはいていきました。


軽登山靴とかトレッキングシューズを。
使ったことがないのでわかりませんが普通の登山靴は
富士登山には向かないみたいですね。
僕はニューバランスの703をはいていきました。

今回はここまで!

ちょっと量が多いので全てを一度にまとめきれませんでした。
というよりこのエントリー自体まとまってないので改訂してかないと笑。
次回は実際のアクセス方法あたりから再度書いてみたいと思います。

参考リンク

御殿場口と富士宮口などの情報は
あっぱれ!富士登山
http://www001.upp.so-net.ne.jp/fujisan/
から一部引用しました。

精進湖口の情報は、
柴犬ポコの人連れ登山
http://www.h4.dion.ne.jp/~toko2002/pokosyouji/syoujimap1.htm
を参考にしました。

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