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【レビュー】キックアスを見ないと激しく後悔する10の理由

渋谷シネセゾンでキックアスをみてきた。
最初からいってしまいますが、こりゃあ2011年最高の映画だ!間違いない!

渋谷シネセゾンではないという

渋谷だよ、渋谷。
東京で一番体力を奪われる街渋谷。
歩くたびにビシ!ビシ!とまるでドラクエの毒沼を歩くような感覚になるでお馴染みの渋谷だよ。
その渋谷の109の隣の建物のあれは何階だ?6階かい?そうなんかい?いやあそれは難解だねぇ
なんていいながら、エレベーターを開けた先に開かれた悶々とこじんまりとこしらえた、
映画館へと僕は誘われたのであった(誘われたとか初めてつかった)。

キックアスを見に渋谷シネセゾンへ

今日はね、なんだか最近どこいってもキックアスキックアスだというんで、
じゃあ僕もキックアスろうじゃないかと。正々堂々とキックアスったらいいじゃん!
じゃあもうぷんぷん俺プンプンして、レッドキックアスになっちゃうからいいもん!
的なノリでおとなしく、受付のお姉さんにチケットを購入する旨をそれは相当慎重に、
申し出た。釣りはいらないぜ!といいたげな顔でぴったしな額を支払いE-10番を手に入れ中へ入る。
しみったれた、そうとてもしみったれたナイスでキャッチーな映画館にしてはなんともまあ、
似つかないといっても過言ではない人人人が大挙として押し寄せて、押し問答になったあげく、
更には引きづり回され、おい!てめーら何やってんだよ!と日本版キックアス登場かと思ったら、
ジーパンにジャケットさらにはメガネにスニーカーブルースとなんともまあ、
一見すると案外普通の恰好で驚いた。キックアス風になるならそこはやっぱりたるんだ
ウェットスーツを着ないとだめなんだぜ!なんてこのタイミングでは少しも言えない。
なぜかってそりゃあまだ見てないからに決まってるだろうと言おうとした瞬間その相手が
実は友人の手持望氏だということに気付いた。
手持さんは見終わったあとの人で、

「いやあ超おもしろいよ!」

と鼻息をふんふん荒くしながらふんふんしてた。
その調子にあわせるように僕もふんふんしててふんふんふんふんしてると、
君、そりゃあいくらなんでもふんふんしすぎだよ!と怒るかと思えば、手持さんは怒らなかった。
手持さんやさしいからね、でも人見知りだからね。

キックアスを見に行ったら手持氏にあった

ひとしきり手持さんとふんふんしあったところでいつのまにか映画館側の人間が、
橋本真也ばりに時はきた!というので僕は蝶野のように笑いを堪えるのが必死になりながらも、
まさに抱腹絶倒とはこのことだぜ、ははっといいながらあっすみませんあっすみませんあっすみませんと、
すいっすいっとE-10番へ切り込んでいった。なんせ俺は切り込み隊長だからもっと
切り込んでいかないとと不意をつきながら切り込んで切り込み終わった後に妙にふかふかな座席に座った。
前に座るはずの恐らくはD-10番はこの大挙した人ゴミにも関わらず奇跡、これは奇跡だ!
といっても僕自身はなんら過言ではない奇跡で、空席だった。
これは日ごろの行い、否、生まれた星が違うとはこういうことを指すのかぁぁとほわぁぁぁと
なっていたところ、ほわちゃあほわちゃあと左サイドから切り込むほわちゃあさんが切り込んで、
僕の目の前、きっとおそらくはD-10番に座った。愕然とし右足のひざ上10センチあたりを
ぎゅぅぅうとしながら愕然としながらもこれもまた試練と思いつつ、僕は気づけば、
ノーモア映画泥棒さんのハイパフォーマンスにくぎ付けだった。

キックアスの超ヒロイン!ヒットガール!

ノーモア映画泥棒さんのハイパフォーマンスをもっともっと見たい!と
後ろ髪ひかれ隊を一人で結成していたのに無情にも映画は始まった。

そして映画がはじまり、映画が終わった。

いいたいことは山ほどあるし、語り尽くしたい名場面も数多くある。
品川祐ほどではないにしろおしゃべり糞野郎のレッテルを張りそこなってる身分としては、
それはもう言いたい事もいえない世の中に関係なく言いたい事があるんだ!と主張したいが、
しかし、それは結局のところそのものを汚すことになりかねないしそれに値する超絶面白い内容だから、
そんな世の中に溢れるレビューなんざ読まずにみたらいいよ、絶対いいんだよ、
とかとかいってたらレビューの意味がないじゃんか、お前さんようと
たった今考えが変わったのでちょっとだけ書いてみたい。

ヒットガール最高!!

ヒットガール最高!ひゃっほーい!
少女がバシバシ人をバシバシと軽やかにそう軽やかかつミッショインポッセボーに
人をバシバシととっつめて、セイセイセイとやっつける様はそれはもう
超絶脳髄ダダ漏れ幸福感にむしろ苛まれることニコラスなごとし。
いい、かのアメリカ合衆国では18禁で規制になぜか寛容な国日本でも15禁にするのは
まあ致し方ないのかもしれないがそのぶんクレイジーでぶっ飛んだいかれた映画の
完成を祝して乾杯!今日は乾杯だ!!!さあ一緒に乾杯だ!

というわけで以上キックアスを見ないと激しく後悔する10の理由を公開した。
まずは見ないとふんふんできないからね。ふんふんファン必見!
激しく後悔するかふんふんするかそれはあなた次第だ。
そして見て見終わってその興奮冷めやらぬ気持ちをスーパーサイヤ人のごとく、
天に向けて解き放ち、空をかけ山をかけ僕の元へ届くだろう。
これが空を見上げる、太古から伝わるソーシャルネットワークだなんて気持ち悪いことを
書きそうになってしまったので、最後に一言、

お前の出番はまだか!

※この記事は9割フィクションです。

星:★★★★

映画基本情報

監督

マシュー・ヴォーン

主な出演者

アーロン・ジョンソン
ニコラス・ケイジ
クロエ・グレース・モレッツ

上映時間

117分

製作国

アメリカ・イギリス

公開

2010年3月26日(アメリカ)
2010年12月18日(日本)

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