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マッハ!!!!!!!!

1.ワイヤーつかいません

2.スタトマンつかいません

3.CGつかいません

4.早回し編集つかいません

5.最強の格闘技ムエタイつかいます

今回の映画小毒カブによる映画批評はマッハ!!!!!!!!
上の太字で書いたキャッチコピーからもわかるとおり、アクションバリバリ。
過激に最高、最後まで(エンディングまで)目が離せないガッツガツな仕様です。

平和そうな村で大切に扱われていたオンバクがドンという悪い輩に盗まれ、
そのオンバクを取り戻そうぜ!って立ち上がったティン君の冒険物語が主軸です。
えーととりあえず、言わせていただきたいのが

オンバクってなんですか?

調べました→仏像って意味だそうです。

物語見てれば正直それくらいはわかるんですが、
あまりにも、オンバクオンバクと普通に使われてるんでついつっこんでみました笑。
そんな説明のくだりはないので、そんなところからあくまでタイ国内向けに作った作品なのかなあと感じます。

田舎から大都会バンコクに向かい、そこで同郷のおっさん(ハム・レイ)に会うわけですが
このおっさんがかなりいい感じにダメなおっさんで、そのおっさんに散々だまされ
うまいこと使われ、あーだこーだなるんですが、そこはもうあれですね、アクション映画の鉄則、
すべて

一騎当千

で全て解決。
そして、なんやかんやいいながらも同郷のよしみじゃあ!!!!!!!となり、
ハム・レイ、そしてハム・レイの女友達ムエを従え、オンバク救出へ!って流れ。

アクション好きな人にとってはたまらない作品なんだと思う。
僕もそれなりにアクション映画はすきなので、みていて動きがとても面白かった。
ただ、「ここのアクションすごいだろ!」っていうのを繰り返しみせる編集方法を
取っていたんですが、その部分が多すぎて個人的にはちょっとお腹いっぱいになってしまったかな。
最後の最後まで

ティン君大爆発

するので、そんな人間離れしたティン君を見るだけでも
この映画を見る価値はあるかなあと思います。

個人的に注目したいのはそのアクションだけではなく、
結果的に大団円で終わらない!
っていうストーリー。

僕の中でこういうアクションものは一騎当千でバッタバッタと雑魚を蹴散らし
途中難敵に立ち塞がれてもそいつなんとかやんとかやっつけて、
最後は綺麗におわって万々歳って流れだと思うんですが、このマッハに関してはそうじゃない。

最後の最後、それだけムエタイムエタイいいながらも
ティン君が銃に撃たれつつのまさかのオンバク落ち。
さらにそれだけオンバクオンバクいいながらも、結局は救われない運命のハムとムエ。

なんだかんだいいながら悪いことしてた奴は天罰がくだるんだぜ!

ってことをいいたかったのかなっていうラスト。
ムエに関してはお姉さんが死ぬ気でお金をためて学校いけよ!と後押ししてたのに
最後のシーンでは私を一人にしないで!とティン君の地元村にやってきてる始末。違和感。
なんかこう、釈然としないスッキリとしない。

それでも最後は救われないっていうこのハッピーエンド感のなさは異常

だけど、こういうの好きです。
薬草パワーとかちょいちょい小ネタが効いててユニークでおもしろいし、
エンディングもジャッキーばりなNG集でそういうところもおもしろかった。
アクションが多いから眠くなることもないし、全体的によかったと思います。
そんなところですかね。

あと、喉の人がキャラがたっててよかった。

ちなみに1バーツは約2.7円だそうです。
これ知ってると世界観にもうちょい入り込めるかも。

星:★★★

映画基本情報

監督

プラッチャヤー・ピンゲーオ

出演者

トニー・ジャー(ティン)
ペットターイ・ウォンカムラオ(Petchtai Wongkamlao, ジョージ(ハム・レイ))
プマワーリー・ヨートカモン(Pumwaree Yodkamol, ムエ)
ルンラウィー・バリジンダークン(ンゲク)
スチャオ・ポンウィライ(コム・タン)
チェータウット・ワチャラクン(ペン)
ワンナキット・シリプット(ドン)
チャタポン・パンタナアンクーン(サミン)

上映時間

108分

製作国

タイ

公開

タイ:2003年1月24日 (バンコク映画祭)
日本:2004年7月24日

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